今釣具屋さんに並んでいる有名メーカーのリールは非常に高性能で、どれを選んでも十分な飛距離を出すことが出来ます。
価格はピンキリですが、その差は「重量(素材)」、巻き心地(精度)」、「ベアリングの数」、と、主にこんなところでしょうか。
長く使うのであればある程度高価な物を選んで注油などを怠らないようにしましょう。
大きく分けてブレーキシステムの違いで遠心ブレーキとマグネットブレーキがあります。
マグネットブレーキは回転が始まった瞬間からブレーキが作用します。ブレーキ力は回転数に比例し、マグネットとスプールの距離の自乗に反比例します。
リールケースにブレーキ力の調整ダイヤルがあるので使いやすさは文句なしです。
遠心ブレーキは回転が遅いうちはあまりブレーキは効きません。スプールに2~6個くらいのブレーキブロックがあり、ブレーキ壁と接触することで制動します。
ブレーキ力はスプール回転の自乗に比例し、ブレーキブロックの数と重さに比例します。
シマノではブレーキ力の調整を電子制御にした物があり、外部調節を可能にしています。ただ飛距離だけで見ると、従来の6点式ブレーキの物を丁寧に調節した方が伸びるようです。
参考までに、ヒラメを釣ることを前提にするとベイトリールならベアリングは5~6個、ギアは耐久性の高いブラスかステンレス製、向かい風やルアーの空気抵抗の違いに即応できるブレーキを外部調節できる物、が便利でしょうか。
ベイトタックルを始めたいと考えている方は、まずクラシックな遠心ブレーキのリールで基本的なキャストやサミングなどを覚えた方がいいでしょう。
私はテトラには乗らない主義です。
と言うのは一人で釣行するのがほとんどで、万一落下なんかすれば行方不明になることは目に見えているから。
第一痛い思いするのは大嫌いだし。
自然と港内の埠頭か防波堤の港内側を狙うことが多くなります、その範囲でヒラメがいる可能性が高いところを探さなければなりません。
一言で言えばまず最初に狙ってみるのは港の最奥部。
そこが船揚場なんかになっていれば可能性はかなり大きくなると思います。
何故か?
港の港口から入ったヒラメは、防波堤の壁にだいたい沿った形で奥まで行き、当然行き止まりになるのでまた港口の方に回っていくといった行動を取ることが多いようです。
もちろん途中にベイトがいればそこに長く留まるでしょうから、最奥部で1時間くらい粘っても釣れない時はベイトを探して移動するといいでしょう。
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●ギア比:6.3
●標準自重:250g
●最大ドラグ値:4kg
●ラインキャパシティー:12lb-135m、16lb-100m、20lb-80m
●巻取り長(ハンドル1回転当たり):71cm
●ボールベアリング:8個
●ローラーベアリング:1個
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●ギヤ比:6.3
●最大ドラグ力:44.1N/4.5kg
●自重:210g
●ハンドル長:42mm
●ナイロン糸巻量:3号165m、3.5号145m、4号120m、5号100m
●最大巻上長(cm/ハンドル1回転):67
●スプール寸法:径34mm、幅25mm
●ベアリング数:5個
●S A-RBローラー:1個
●A-RBローラー:1個
●A-RB(ピニオンギア軸のみ)
●Super SHIP
●ドライブギアは超高強度真ちゅうを採用し、耐久性向上
●超々ジュラルミンを採用したマグナムライトスプール
●クリック付きドラグ機構
●スーパーフリースプール
●軽量SVS(可変遠心力ブレーキ)
●スーパーストッパーII
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●全長:6フィート7インチ/2.01m●先径:1.95mm●元径:11.9mm●標準自重:157g●継数:4pcs●適応ルアー:1/4~1-1/2oz●適応ライン:10~30lb●カーボン含有率:95%●パワー:MH(ミディアムヘビー)●テーパー:F(ファースト)
私が本格的にヒラメを狙い始めたのは2004年頃です。
当時はホッケや港内に入り込んだ比較的中・小型のアメマスなんかをターゲットにしていたので、ベイトロッドとはいえ許容ルアーサイズが最大14gとか21gのロッドを多用していました。少しずつ大きめのアブラコやカジカが釣れるようになると28gや35gクラスのロッドがメインとなり、今は56gとか84gのロッドばかり使っています。
ここ数年ロックフィッシュ専用ロッドも出回っていますが、バスロッドで十分楽しめます。
例えば50cmクラスのアブラコなら許容ルアーは最大14g前後のカーボンロッドで十分勝負になります。
あまり安価な物はカーボン含有率が低い物があり、合わせたとたんに折れてしまう物もあるので、実売価で1万円くらいを目安にするといいと思います。
ただ60cmクラスのヒラメが釣れてしまうとかなり厳しいことになるので、ベイトロッドなら最大28gから42gくらいのバスロッドかロック用ロッド。スピニングロッドなら21gから35gくらいの物を念頭において選ぶといいのではないでしょうか。
極端なヘビーなロッドは感度がやや落ちてしまう物もあります。それに40cmクラスのヒラメだとあまりに簡単に寄せることができるので楽しみが半減してしまうこともしばしば・・・。
逆にあまりにも感度重視のロッドは、どんなにヘビーな物でもちょっとした衝撃で簡単に折れてしまう物もあります。
経験的に自分から10mから30mくらいのところでヒットすることがほとんどなので、自分の使いたいルアーが50m程度キャストできれば十分です。
ロッドの許容ルアーが最大28gならストレスなくキャストできる重さは約半分の14~18gくらいです。
最近の国産リールは安価な物でも14gのジグヘッドなら60m程度は飛んでくれます。
自分の体力と相談しながらロッドを選ぶようにしてください。
これは熊石漁港の地図ですが、ここの場合最奥部から埠頭の周辺が狙い目と言えます。
特に夜間は街灯の周りにベイトが集まるので、外海が荒れてヒラメが入ってきそうな時にかなり可能性が高くなります。
次は埠頭の港口側と小さい川が流れ込んでいる周辺です。
昼間はほぼ底に溜まっているヒラメも、夜間はベイトを追って盛んに泳いでいるので少々棚を見つけるのに苦労します。
底から水面まで丹念に探りましょう。